まず前提として言っておきたいのは、不登校の親の対応に正解も不正解もないということ。
にも関わらず今回Snoopyがこの記事を書こうと思ったのは、以下の3つの点で説得力のあるお話ができるかなと思ったからです。(^^)/
- 不登校の当事者だった経験があるという点
- 不登校の子をもつ母親の当時の対応を聞ける・知っているという点
- 教育者としてこれからの時代に生きる子供たちに必要な力を論じることができるという点
上記のことを踏まえたうえで、以下のようなことをお話していきます。
実際に自分の母親がした「親の対応」はどんなだったのか?
小学生・中学生・高校生の不登校の子をもつ親の対応として共通すること、異なること。
子供に怒るべきなのか?
子供が不登校になるのは親のせいなのか?
もう疲れた・ストレスが半端ない。。。
等々、最後には不登校の親の対応Q&Aコーナーを用意しております。(^^)/
※これからの時代の不登校の勉強についても詳しく書いております。興味のある方はご覧ください。↓
目次
自分の母親【経験者】に不登校の親の対応について聞いてみた
Snoopyは小学3年生~小学6年生までの4年間不登校でした。
そこで、当時の自分の母親の「親の対応」はどんなだったのか?を電話して実際に聞いてみました。(^^)/
もちろんSnoopyの母親の対応は、あくまで不登校の子供をもつ親の対応の一例に過ぎません。
ですので、参考程度にしていただくとよろしいかと思います。
さて、母親の話をまとめると親の対応として実際に行動したことは以下の4つだそうです。
- 本人のやりたいこと・好きなことをやらせる
- 不登校の親の会に参加する
- 学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる
- 夫婦の会話を増やす
1つずつ詳しく説明していきましょう。(^^)/
親の対応 実例①「本人のやりたいこと・好きなことをやらせる」
1つ目は「本人のやりたいこと・好きなことをやらせる」。
どうやら自分の母親は、最初は引きずってでも学校に行かせようとしていたらしいんです。(;^_^A
Snoopyの記憶では、そんな引きずりまわされた記憶はないんですが。。。(笑)
しかし、あまりに無理矢理学校に行かせようとした結果どうなったか。。
Snoopyが拒否反応で、身体から蕁麻疹が出たとのこと。( ゚Д゚)
そのことで病院に行ったと言っていました。
確かに病院に行った記憶はあるのですが、蕁麻疹が出たことはすっかり忘れていました。(笑)
それ以来、母親はもう学校に行かせようとすることは諦めたみたいです。
そして、それならいっそ徹底的に本人のやりたいこと・好きなことをさせてあげようと思うようになったと。
確かにSnoopyの記憶では、不登校のときに親になにかをやりたいと言ったときに反対された記憶が一切ないんですよね。。。
飽きるまでゲームを好きなだけやっていましたし。
普通だったら、「目が悪くなるから何時間を決めてやりなさい」とか「学校の宿題が終わってからやりなさい」とか親からの規制が入りますよね。(;^_^A
目が悪くなろうが何しようがお構いなしに10時間以上とか平気でやっていました。
当時はブラックバス釣りという魚釣りが流行っていて、それにハマったSnoopyに対して母親父親ともにひたすら応援してくれた記憶があります。
みんなが学校に行っているときに、よく1人で池にブラックバス釣りをしに行っていました。(;^_^A
それを見たお父さんが「よし、自分もブラックバス釣りをやろう!」と言い出して、一からブラックバス釣りを学び始めて、あげくは有給を取って仕事を休んで近所の池に連れて行ってくれたりしました。
琵琶湖までわざわざ行ってくれたこともありましたね。( ゚Д゚)
ミニ四駆というプラモデル+ミニカーのようなものにハマった時期もありました。
自分で「ちっさな車を改造して専用のコースをより早く走れるようにする」という遊びです。
(世代が被っている人は分かってくれるはず(笑))
そのときもいろいろな場所で開かれるいろんな大会(ミニ四駆の)に連れて行ってくれたりしました。
今思えば、感謝しかないですね。。。
例えば小学生や中学生の場合だと、まだ幼いですよね。
本人のやりたいこと・好きなことに対して「勝手に好きなだけやりなさい」と言われるよりも。。。
母親も言っていました。
子供のやりたいこと・好きなことに対して「親も興味をもって一緒にやってみる」とか、「必至に応援してあげる」とかそういうことを意識していたみたいです。
親の対応 実例②「不登校の親の会に参加する」
2つ目は「不登校の親の会に参加する」。
これは実際に経験した親に聞いてみないと分からないことでしたね。(;^_^A
不登校になる子は今も昔もある一定数は必ず存在します。
しかし、身の回りにはなかなか同じような人がいるわけでもありませんよね。。。
そうすると。。。
「なんでうちの子だけが。。。」
実際にSnoopyの母親もそういう感情に襲われたみたいです。
そこで、同じような状況の親のコミュニティーを求めて「親の会」というものに参加するようになったと。
今の時代だと、ネットで検索しても情報は手に入ります。
例えば「不登校 親の対応」と検索すれば、様々な不登校の親の対応に関する記事を見ることもできますよね。
しかし母親いわく、ネットの情報だけではなく、「実際に自分で足を運んでリアルな他の母親を感じることが大切」だと言っていました。
肌で感じることがあるらしいんですよね。( ゚Д゚)
実際に親の会に参加していたときに、Snoopyの母親はとある経験をしたらしいです。
とある親の会に参加していた、不登校の子をもつ1人の親御さんがいたと。
その親御さんの話しの内容、話し口調、雰囲気を聞いていると。。。
「そりゃあ子供が不登校になるわよ。。。」
と思ってしまったらしいのです。(;^_^A
しかし、帰りの車の道中でよく考えてみたら、その親御さんは自分にそっくりだと気付いたと。( ゚Д゚)
そこで、自分を初めて客観的に観ることができたそうです。
衝撃ですよね。( ゚Д゚)
でも、不登校の子をもつ親に限らずこれは何にでも通じる話でしょう。
人間は自分を客観視することが非常に苦手です。(;^_^A
自分を客観視する簡単な方法が自分とまったく同じ状況にいる他人と話しをしてみること。
そうすると、自分のことが鏡に映したかのようにクリアに分かったりします。(^^)/
なんにせよ、実際に足を運んで他の不登校の子をもつ親と触れ合うというのは大切だということです。
不登校の親の会を調べてみたところ、今の時代は全国的なネットワークが築かれているみたいです。
以下に「親の会」の代表的なものをご紹介しておきますので参考にしてください。
親の対応 実例③「学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる」
3つ目は「学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる」。
これは母親に言われてみて初めて「あ~そうだったのか」と気が付いたことです。
不登校の頃は、社会とのつながりをもっていた意識はまったくありませんでした。(;^_^A
むしろ、ゲームばかりしていてどっちかと言うと引きこもりに近いような感覚。( ゚Д゚)
しかし、よくよく考えてみると「フリースクール」という場所に行ったことがあります。
無理矢理というわけでもなく、「とりあえず行ってみて嫌だったら行かなくて良いから」という感じでした。
まあそれなら行ってみるかということで、いろんなフリースクールを転々としたんですよね。(^_-)-☆
とあるフリースクールでは、そこで知り合った子とひたすらゲームをしたり。
とあるフリースクールでは、見知らぬ大人の人と一緒にスポーツをしたり。
とあるフリースクールでは、違う学年の不登校の子とお話をしたり。
同じフリースクールにずっと通うわけでもなく、いくつものフリースクールを渡り歩いた記憶があります。
それが母親的には、家でずっと閉じこもっているよりも外の社会と触れる機会を何でも良いから作ってあげたいという意図だったようです。
不登校のお子さんはフリースクールに行きたがらない子が多いという話も多いのですが。。。
Snoopyも最初は嫌でしたね。(;^_^A
ただ、「行きたくなくなったらすぐにやめても良いよ」と言われるとじゃあ行ってみようかなという気持ちになったんです。
そう考えると、親の対応としては無理矢理行かせようとさせるのではなく、自由に辞めれる権利を与えてあげれば、フリースクールのような場所でも行ってみようとなりやすいということですね。(^^)/
結果、行ってみると、思っていたのと違うことが多く意外と長く通ったフリースクールもありました。
最終的にはフリースクールに行くこと自体に飽きてしまって行かなくなったんですけどね。(笑)
でも今思えば、フリースクールのような外の社会と触れ合う経験を少なからずしていたことは大きかったような気がします。(^_-)-☆
フリースクール以外で言うと、地域のスポーツ団体の活動なんかもやっていましたね。
例えばサッカークラブ。
あとはママさん同好会みたいなのの卓球クラブやソフトバレー。
これら全て行かされていたわけではなく、自分でやりたいと言ってやっていました。( ゚Д゚)
結局、嫌いなこと・やりたくないことは1つもやってないんですよね。(;^_^A
無理矢理社会とのつながりをもたさせられたという認識もまったくありません。( ゚Д゚)
そう考えると、子供の好きなこと・やりたいこと・興味のあることの中で外の社会とつながりをもてる活動を母親が探してきてくれていたということですかね。。。
外の社会とのつながりを少なくてもある程度もっていたことで、知らない間に本来学校で鍛えるべき力が育まれていたのかもしれません。( ゚Д゚)
親の対応 実例④「夫婦の会話を増やす」
3つ目は「夫婦の会話を増やす」。
これは一番意外でしたね。(;^_^A
ただ母親の放った重みのある言葉が印象的でした。
「家族間で起こる問題は、結局は夫婦の問題だからね~。」
Snoopyが不登校になったことで、夫婦間に亀裂が入ったそうなんですね。
子供が不登校になったことで、それに対する対応で価値観の違いが露出したわけです。
Snoopyの知らないところで揉めていたりしたのでしょう。。。
でもそこで、母親父親ともにお互いに溝をつくって孤立していては子供に与える影響もマイナスだということをお互いに察したようで、きちんと会話する機会を増やしたとのこと。
Snoopyの当時の印象としては、両親が仲が特別悪いという印象もなく、特別良いという印象もありませんでした。
しかし、もし両親の仲が特別悪かったならばどうなっていたでしょう。。。
きっと気になって仕方なくて、好きなことややりたいことに集中することもできなかったでしょうね。(;^_^A
そう考えると、両親の関係性が安定していることは子供にとってはやはり重要なことでしょうね。
母親は、「あなたが不登校になったことで一旦はお父さんとお母さんの関係に亀裂が入ったけど、それがきっかけになってお互いのことを知れた」と言っていました。
不登校の当事者のSnoopyとしては正直、両親の関係性と自分が不登校になったことは特に関係がないと思っています。(;^_^A
なにせ、Snoopyが不登校になった理由はいたって単純。
小学校の「道徳」の授業が嫌だったことですからね。(笑)
※Snoopyが不登校になった理由は、以下の記事で詳しく書いています。↓
しかし、母親曰く「家族間で起こった問題は、夫婦間の問題」とのことなのでね。。。
Snoopyが不登校になった原因をずっとさかのぼっていく、夫婦間の問題がどこかでつながっているのかもしれません。(;^_^A
【小学生】の不登校の子をもつ親の対応
まずは小学生の不登校の子をもつ親の対応についてお話していきます。
さきほどご紹介したSnoopyの母親の対応をもう一度見てみましょう。
- 本人のやりたいこと・好きなことをやらせる
- 不登校の親の会に参加する
- 学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる
- 夫婦の会話を増やす
でしたね。
小学生の不登校の場合なら、理想に近いような対応ではないかなと思います。( ゚Д゚)
自分の母親の対応を褒めるのもあれですが。。。(笑)
教育者となったSnoopyの目から見ても素晴らしい対応だと言わざるを得ません。(;´・ω・)
なぜ上記のような親の対応が理想だと言えるのか?
不登校の当事者としての気持ちと、教育者としての観点をもってしてご説明していきましょう。
- 本人のやりたいこと・好きなことをやらせる
- 不登校の親の会に参加する
- 学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる
- 夫婦の会話を増やす
この4つの中で、一番重要な対応は、「本人のやりたいこと・好きなことをやらせる」ということです。
不登校の子をもつ親御さんは、「とにかく学校になんとかして行かせたい」という気持ちばかりが先行している人が多いかもしれません。
気持ちは分かります。
学校に行かないと、お子さんの将来が心配ですもんね。。
しかしその不安な気持ちをグッとこらえて、、、お子さんのやりたいこと・好きなことをひたすらやらせてあげるのです。
不登校の当事者だったSnoopyの記憶では、不登校になっているときって、生きるためのエネルギーが欠落しているような状態なんですよね。(;^_^A
酸欠状態とでも言いましょうか。。。(;^_^A
だから、やりたいこと・好きなことを徹底的にやらせてあげるのです。
なにかに熱中しているときってエネルギーが活発になるのがなんとなく分かりませんか?
そんなイメージでやりたいこと・好きなことに熱中することで、エネルギーがふつふつと湧いてくるような感覚になります。
Snoopyの場合は、それがゲームでした。(笑)
不登校の時期にやりたいこと・好きなことを徹底してやらせてあげれば、確実に学校に戻るようになるという話ではありませんよ。(;^_^A
そうではなく、なにか1つのことに熱中するという経験をさせることが大切なのです。
もう「どうしたら学校に行ってくれるのか?」という思考は辞めましょう。(;^_^A
そうでなく、「どうしたらこの子のあらゆる可能性を見出すことができるのか?」そのように考えると良いですよ。(^^)/
Snoopyの家の場合だと、母親がそのように考えて子供(Snoopy)に接した結果。。。
最終的には中学生になる頃に自分から学校に戻ることを決心するわけです。
もちろん全員がそうなるわけではないでしょう。
そもそも学校に行くことが全てではありませんからね。(;^_^A
特にこれからの時代は露骨にそうなっていきます。(^^)/
例えば以下の動画をご覧ください。
※これからの未来の社会を生きる子供たちに必要な3つの力について語られています。4分弱くらいの短さです。
どうでしょう?
シンプルにまとめると、1つのことに没頭することによって道が開けていくということです。(^^)/
さあ今まで、「どうしたら学校に行ってくれるのか?」とひたすら考えていた保護者のあなた。
これからはこうです。
「どうしたらこの子のあらゆる可能性を見出すことができるのか?」
そのための具体的な行動が本人のやりたいこと・好きなことをやらせることです。(^^)/
【中学生】の不登校の子をもつ親の対応
次に中学生の不登校のお子さんをもつ親の対応についてお話していきます。
Snoopyは中学生になるのと同時に学校に復帰したので、中学生時代に不登校だったという経験はありません。(;^_^A
しかし塾講師として、今まで多くの中学生と関わってきています。
もちろん、その中には不登校の子もいました。( ゚Д゚)
それらの経験を踏まえてお話していきたいと思います。
今回もまず初めにSnoopyの母親の場合の親の対応4カ条を確認しましょう。(^^)/
- 本人のやりたいこと・好きなことをやらせる
- 不登校の親の会に参加する
- 学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる
- 夫婦の会話を増やす
でしたね。
さて、中学生の不登校の場合は小学生の対応とどこが異なるのか?
基本的には小学生と同じような方向性で対応するのが良いとは思います。
しかし、唯一心配な点。
勉強です。( ゚Д゚)
小学生の場合はそもそも学校でたいした内容を勉強しないのでね。。
そんなに勉強のことは心配しなくても良いのかなと思います。
実際にSnoopyは、小学3年生~5年生までの3年間まるまる勉強をしていなくてもなんとかなったのでね。(笑)
しかし、中学生の場合はいわゆる世の中で必要とされている学力の一番基礎的なことを学びます。
ゆえにさすがに中学生であれば、勉強を多少なりともやらせたいというのがどの親御さんも本音でしょう。(;^_^A
とは言っても、やらない子は本当にやらないと思うので。。。
同じ勉強にするにしても、無理矢理やらせないことがポイント。
小学生のところにも書きましたが、基本は本人のやりたいこと・好きなことでないといけません。(;^_^A
ですので、ベストはお子さんのやりたいこと・好きなことに勉強を絡めていけること。
まぁそうは言っても実際どうしたらよいの?と思いますよね。。。
そこで、より具体的な方法を1つご紹介したいと思います。
もちろんSnoopyがご紹介する方法がどんな中学生の不登校の子にもばっちし当てはまるというわけではありません。(;^_^A
なにせ、不登校の子の対応に正解なんてものはないですからね。
少しでも参考にしていただけたらなと思います。
その方法は、Z会Asteria(アステリア)というiPadを使ったオンラインの勉強ツールを使うことです。(^^)/
詳しくは以下の2つの記事で書いていますのでご覧ください。
【高校生】の不登校の子をもつ親の対応
次に高校生の不登校のお子さんをもつ親の対応についてお話していきます。
高校生の場合は、さすがに小学生や中学生のときとは親の対応も変わるのでは?と思う保護者の方も多いのではないでしょうか。
今一度Snoopyの母親のの場合の親の対応4カ条を確認してみましょう。
- 本人のやりたいこと・好きなことをやらせる
- 不登校の親の会に参加する
- 学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる
- 夫婦の会話を増やす
中学生の場合は、小学生とは違って勉強がネックになってくるというお話をしました。
高校生の場合ですと、ある意味生きていく上での最低限必要な勉強はもう足りているとも言えます。
もちろん、高校生になって急に不登校になってしまったけれど、「大学には行きたい」ともしお子さんが言うのであれば、今は高校に通っていなくても全然大丈夫です。(^^)/
「高卒認定試験」という資格を取ってさえしまえば、普通に大学受験をすることができます。
そして大学受験の際には、当ブログでご紹介しているようなネット塾を利用すれば、高校に通うことなく大学に合格できるということです。(^^)/
おすすめネット塾の比較・ランキング【高校・大学受験版】という記事を見てもらえれば、あなたに合ったネット塾を探せると思います。↓
さて、問題は特に大学に行きたいわけでもないから勉強はしたくない、しかも高校に通うことも嫌で不登校になってしまって、高校自体を卒業することが危ういというパターンですよね。(;^_^A
実際にSnoopyが高校1年生だったときに仲良くなった友達の1人も、途中から学校に来なくなってしまいそのまま高校を辞めてしまった子がいました。
ただ高校生の場合は、小中学生と比べると大人に近い感覚なのでね。。。
正直、親御さんがそこまで関与したところで小中学生ほどコントロールするようなことは難しいでしょう。
となってくると、保護者のあなたにできることは。。。
結局は本人のやりたいこと・好きなことをできる限り援助してあげるというカタチしかないのかなと思います。
ただ、小中学生と違って自分でアルバイトをしてお金を稼ぐことも可能なのでね。(;^_^A
お金の面ではそこまで甘やかせるのもどうかと思います。
「いつもお母さんお父さんはあなたの味方だよ」という姿勢は保ちつつも、自立してもらうためには小中学生と違ってある程度の引き離しも必要です。
例えば、自分のやりたいことがあったとしても自分の力でお金を稼いでやれる範囲のことであれば、自分でやりなさいと言うとかですね。
もちろん親御さんが協力しないと確実に無理なことは協力してあげるのが良いでしょう。
ただあまりに過保護にしてしまうと、逆にそれが原因でお子さんは社会に出れなくなってしまうということもあり得ます。
つまり、高校生の不登校の親の対応としては。。。
サポートと愛のムチのバランスが大切ということです。(^^)/
不登校の子をもつ親ができることのまとめ
以上、ここまで小学生、中学生、高校生別に不登校の子をもつ親の対応についてお話してきました。
それらの内容をふまえて、不登校の子をもつ親ができることとしてまとめていきます。
小学生、中学生、高校生のどの年齢・学年であっても親の対応として共通する基本事項は以下の通りでした。
- 本人のやりたいこと・好きなことをやらせる
- 不登校の親の会に参加する
- 学校以外の社会とのつながりを少しでももたせる
- 夫婦の会話を増やす
特に大事なことは、無理矢理学校に行かせようとするのではなく、本人のやりたいこと・好きなことをやらせてあげるということ。
あとは、不登校の親の会に参加して情報を収集したり、夫婦の会話を増やしたりすることで、親自身の問題点を見つめ直すことです。
また、学校以外の社会とのつながりを少しでももたせてあげることで、子供が自分に自信を持ち社会復帰するきっかけにもなるでしょう。
小学生、中学生、高校生の親の対応として異なる点があるとするのなら、勉強面。
小学生の場合は勉強のことはそこまで気にしなくても良いです。
その代わり、1つアドバイスをするとするなら。。。
普段の何気ない親子の会話の中で考えさせる問いかけをたくさんしておくと良いです。(^^)/
例えば、「なんで〇〇は△△なんだろうね?」
「いつも〇〇が△△なのはどうしてだろう?」
みたいな感じで物事・現象の理由や根拠となるようなことを何気ない会話で子供に聞くのです。
それだけで、小学校で学ぶ知識よりも遥かに大人になってから役に立つ思考力が育まれます。
中学生になると、大人になってから社会人として生きていく上で単純に勉強しておかないといけないことが出てきます。(;^_^A
ですので、不登校だとしてもある程度の勉強はさせたいところ。
しかし親が教えるのは到底無理。
塾や予備校は不登校の対応はしてくれない。
そもそも勉強を無理強いさせることはよろしくない。。。
ってな感じで中学生の不登校の子に勉強をさせるのは困難を極めるわけですが。。。
そこでSnoopyがおすすめしたのが、Z会Asteria(アステリア)というiPad一台で完結するネット塾です。
普通に勉強させるのと比べるとZ会Asteria(アステリア)で勉強させた方が遥かに良いです。
その理由は詳しく以下の記事で書いておりますのでご覧ください。↓
高校生の勉強となってくると、大学受験をしたいか否かで対応が変わってくるという話でした。
大学受験をするつもりがないのであれば、無理強いして勉強させるのはまったく意味のないことです。
中学生までの勉強で十分社会で生きていく上での最低限のことは足りていますので、本人のやりたいこと・すきなことを優先すべきという話でしたね。
しかし大学受験をしたいのであれば、下記の記事でご紹介しているようなネット塾で勉強をすることができますという話でした。(^^)/
不登校の親の対応Q&A ①怒るべき?
さて、ここからは不登校の親の対応Q&Aコーナーです。(^^)/
Q:怒るべきですか?
A:不登校になったことに対しては怒るべきではない。
不登校になったことに対して怒っても何も解決しないからです。(;^_^A
親が怒れば怒るほど、子供は自分の感情を自分の中に閉じ込めることになります。
よく考えてみてください。
不登校になってしまうと、自分のことを分かってくれる可能性があるのは親だけなんです。
もしそこで親が怒ってしまうと、子供にはそれこそ本当の孤独が待っています。。。
単に優しくしろというわけではありませんよ。
冷静になって、子供のことを理解しようと努めることが大事ということです。
怒りの感情が沸いてしまったときは。。。
「ちょっと待てよ。。ここで私が怒ってしまったら子供は孤独になる。。」
と考えてみてください。
そうすれば、ある程度は自分の感情をコントロールできると思います。
不登校の親の対応Q&A ②疲れた・ストレスがひどい
Q:疲れた・ストレスがひどいのですがどうしたらよい?
A:不登校の親の会に参加すべし・夫婦の会話を増やすべし。
不登校の子をもつ親のストレスというのはかなりのものでしょう。。。
親の方が逆に精神的に病んでしまってうつ病のようになってしまったというのもよく聞きます。(;^_^A
やはり一番効果的なのは、同じ状況の親と話せる機会に出向くことです。
今の時代はネットで何でも検索できてしまいます。
例えば「不登校 親 ブログ」と検索すれば、不登校で悩む親のブログを読むこともできるでしょう。
しかし、実際にリアルで会って直に話しを聞くことも重要です。
悩みを共有できるだけでなく、不登校の子をもつ他の親の雰囲気を直に感じることで、自分を客観的に見ることもできますからね。(^^)/
加えて、夫婦の会話を増やすことも効果的です。
不登校は、母親が1人で抱えるべき問題ではありません。
家族の中で起きたことは、基本的に全て夫婦間の問題です。
旦那さんと一緒になって相談していくことが大切。
でないと、子供以上に今度は親が孤独になってしまって子供にも悪影響が及びます。
不登校の親の対応Q&A ③親のせいなの?
Q:子供が不登校になるのは親のせいなの?
A:親のせいです。
この質問は意見が分かれるとは思いますが。。。
親のせいだと本気で思った方が、親がまず変わろうするからよいだろうという話です。
実際には親にはほとんど原因がない事例もあるかもしれません。
しかし、特に小学生・中学生の場合は、ほぼほぼ親に起因していると思った方がよいです。
大半の人が「私はそんな不登校になるような育て方はしてないはずなのに。。。」と思うかもしれません。
しかし、不登校になる原因は1つには特定できないことがほとんどです。
ただ1つ言えることは、お子さんが不登校になったという事実が目の前にある。
それだけです。
事実として、お子さんが不登校になったというのであればまずは親であるあなたが自分を見つめ直すべきです。
そこで現実逃避をしてはいけません。
事実から逃げようとしてはいけません。
自分に向き合い、そして子供に向き合うこと。
そうすることで、一体なぜ子供が不登校になるという現実が生まれてしまったのかのヒントが見えてきます。
「私のせいだ。。。」
と思って深く悩んで落ち込んでいても目の前の現実は変わりません。(;^_^A
親であるあなたがふさぎ込んでしまっては、お子さんが復活することはあり得ません。。。
本当に苦しいのはお子さんかあなたのどちらでしょう?
一歩ずつで良いので、自分に向き合い子供に向き合うことをしていきましょう。