先日、丁度テレビでも取り上げられていました。
あなたは、「アタマプラス(atama plus)」をご存知でしょうか?
人工知能(AI)を使って日本の教育を変える
アタマプラス(atama plus)を立ち上げた稲田大輔CEO(最高経営責任者)は、150年間ほど変わっていない教育を人工知能(AI)で改革する挑戦をしています。(^^)/
目次
アタマプラス(atama plus)とは?
※画像出典:アタマプラス(atama plus)公式サイト
アタマプラス(atama plus)は2017年の4月に設立されたばかりの教育ベンチャー企業です。
「人口知能(AI)を使って日本の教育を変える」
その言葉の背景には以下のような思いがあるようです。
社会が大きく動いています。これからの子どもたちが生きていく上で求められる力も、今のオトナ世代とは変わってきています。そんな中、教育はどう変わっていくべきでしょうか。私たちは、テクノロジーで基礎学力の習得にかかる時間を半減させ、そのぶん、「社会でいきる力」を養う時間を増やす。そんな明日をつくっていきます。
たとえば自動車や通信。明治以来の150年であらゆるものが大きく変わりました。しかし教育の場を見ると、黒板を背にした一人の先生の話を何十人もの生徒が黙々と聞く、150年前と同じ風景が今日も広がっています。私たちは、それを変えます。教育に進化を+する。未来を+する。私たちはatama+です。
掲げるミッション
アタマプラス(atama plus)は次のようなミッションを掲げています。
教育に、人に、社会に、
次の可能性を。
教育を新しくすること。それは、社会のまんなかを新しくすること。私たちは学びのあり方を進化させます。学習を一人ひとり最適化し、「基礎学力」を最短で身につける。
そのぶん増える時間で、「社会でいきる力」を伸ばす。それが私たちの目指すもの。自分の人生を生きる人を増やし、これからの社会をつくっていきます。
今の学校教育だけで果たして本当に社会でいきる力って身につくのか?
あなたも一度は思ったことがありませんか?
子供から保護者まで誰しもが思ったことがあるのではないでしょうか。(;^_^A
しかし、塾などの民間の教育機関ではそれを解決すべく策は長い年月出なかったと言っても過言ではありません。
だからこそ、150年間も変わっていない教育と言われているんですね。。。(;´・ω・)
Snoopyも塾業界で働く身。
他人事ではありません。(;^_^A
そういった意味では、アタマプラス(atama plus)の観点は非常に斬新です。( ゚Д゚)
アタマプラス(atama plus)の考え方は、「民間教育者として、直接社会でいきる力を身につけさせよう」ってわけではありません。
そうではなく、「基礎学力」を効率的に最短距離で身につけることで、時間を余らせてその分で社会でいきる力を伸ばしましょうって話。
そのために人工知能(AI)を使うってことですね。(^^)/
アタマプラス(atama plus)の提供するサービス
※画像出典:アタマプラス(atama plus)公式サイト
アタマプラス(atama plus)の提供するサービスは、次世代の個人レッスン。
現段階では、「atama+」というAI(人口知能)を活用したラーニングシステムを全国の塾や予備校に提供しています。
AI教材「atama+」を利用することで、中高生向けに一人ひとり100%カスタマイズした学びを実現することが可能って感じですね。(^^)/
以下は、アタマプラス(atama plus)の公式サイトで紹介されているAI教材「atama+」の概要を表現した文言。
一人の生徒が、いる。
その「得意」「苦手」「伸び」
「つまずき」「集中状態」。
すべてをAIが分析し、
その子だけの最短ルートの学びを共に走る。
それが、atama+。
次世代の個人レッスンです。わかる子は、おどろくほど先へ。
わからない子は、つまずいた根本の理由から。クラス全員がただ同じ黒板を
見る授業では不可能だった、
一人ひとりに寄り添う学習を実現します。
さあ、150年間イノベーションの
起きなかった教育に改革を。
atama+、はじまる。
今後、教育の場が改革されていきそうな未来を感じて、ワクワクする表現です。(^^)/
実際に教育の現場に立って子供達を見ていると分かります。
本当に一人ひとり個性が違うんです。(;^_^A
本来、理想的な学習というのは、一人ひとりに合った内容でやるべきなんです。
しかし、学校教育の現場でも民間教育の現場でも、大人のもろもろの都合により、それらのことが達成されていないのが現実。。。
「atama+」のような人口知能教材の登場によって今後、教育の世界が激変していく予感がします。(^^)/
AI教材「atama+」の3つの特徴
アタマプラスのAI教材「atama+」には次の3つの特徴があります。
- 個別指導以上の”超”オーダーメイド学習
- 全生徒の状態を見える化、万全コーチング
- スマホに宿題を配信、家庭学習もサポート
それぞれ具体的にご説明していきますね。(^^)/
個別指導以上の”超”オーダーメイド学習
※画像出典:アタマプラス(atama plus)公式サイト
AIが一人ひとりすべて違う理解度・学習履歴・ミスの傾向・その日の集中度などに合わせ、世界にひとつだけのその生徒専用のカリキュラムを自動作成してくれます。
そして、最短ルートをナビ。まさにハイウェイを走るように最速で成長できるって話です。( ゚Д゚)
そんなことできるの?!って思いますよね。(笑)
ていうかもしそんなことできたら、世の中の多くの教育者が職を失うかもしれません。(;^_^A
残念ながらAIはできてしまうのです。。。(;^_^A
別に教育業界に限った話ではありません。
これからの時代は、AIが人間の代わりに続々仕事を奪っていきます。
だからこそ、今から我々人間が考えるべきは。。。
人にしかできないことはなにか?ですね。(^_-)-☆
AIにできることは、AIに任せた方が遥かに効率的なのは誰がみても明らかです。(笑)
例えば、教育の業界で言うと。
これからの時代は、ティーチングをAIが担当。そしてコーチングを人が担当。といった具合でしょうか。
全生徒の状態を見える化、万全コーチング
※画像出典:アタマプラス(atama plus)公式サイト
AIが生徒の集中度や学習の進歩をリアルタイムで解析、先生のタブレットへ。
一人ひとりのコンディションを「見える化」したうえで、①いつ、②どんな声がけをすると効果的か提案。
「AI⇔人」の連携で生徒の能力を最大限に伸ばすことができます。
AIさえあれば、もはや先生はいらないのでは?!と思うかも。(笑)
そういうことではありません。
単純に強みを分担するって話です。
AIが生徒の強み・弱みの解析やカリキュラム作成など、先生にはできないレベルのことを担当する。
人は、コーチング担当として生徒と関わるわけです。(^^)/
つまり、生徒に寄り添い、目標へと伴走する。
学習の姿勢・方法のサポート、タイミングよく励ます・ほめる等のコーチングを行うわけです。
先生のコーチング次第で、生徒の成長度合はまったく異なってきますからね。
スマホに宿題を配信、家庭学習もサポート
※画像出典:アタマプラス(atama plus)公式サイト
AIが塾内での学習状況にもとづき、生徒のスマホに一人ひとり最適化した宿題を配信。
塾と家庭での学びをベストマッチさせ、最も効率よく伸びるようにします。
atama+は、塾でも家庭でも1分たりともムダな勉強はさせません。
ムダのない勉強ほど難しいことはありませんよ。(;^_^A
Snoopyが塾の特に成績の上がらない高3生(受験生)によく言うことがあります。
「自分のやっている勉強には本当にムダな部分が一切ないか自問自答してみろ」。
すると、たいがいの生徒は返答に悩みます。
そして悩んだあげく、返ってくる返答は以下の2パターン。
「自分ではよく分からないです」or「ムダがけっこうある気がします」。
つまり、ムダな勉強をしているという自覚がないか、ムダな勉強をしているという自覚があるにも関わらず、それをやってしまっているということになります。(;^_^A
これが、模試の偏差値が上がらない理由です。
AIが1人ひとりに最適化した宿題を配信してくれるというのは、その点を解決してくれる可能性が大いにありますね。(^^)/
アタマプラス(atama plus)を導入しているおすすめの塾
アタマプラスのAI教材「atama+」は現在、下記のような塾・予備校に導入されています。
上記の中にSnoopyが大注目している塾が一つだけあります。
「大学受験ディアロ」という塾。
注目ポイントは、アタマプラス(atama plus)のAI教材「atama+」を導入しているという点だけではありません。( ゚Д゚)
アウトプットの訓練に重きを置いているという点です。
詳しくは、下記記事をご覧ください。↓↓
※「大学受験ディアロ」と同様にリアル塾という点で最近注目されているのがモチベーションをテーマにした「モチベーションアカデミア」というリアル塾。興味のある方は是非下記記事をご覧ください。↓
AI教材を利用した学習における懸念点
以上、ここまでアタマプラス(atama plus)に関するお話をしてきました。
最後に現役塾講師としてSnoopyの考える「atama+」のようなAI教材を利用した学習における懸念点についてもお話していきます。
アタマプラス(atama plus)の言うように、確かに「atama+」のようなAI教材を利用すれば最短ルートで学習を進めることができるのは間違いないでしょう。
そして、その分増える時間を利用して「社会でいきる力」を伸ばせるというもの分かります。
しかし、よく考えてみてください。
そもそも「社会でいきる力」って何でしょうか?
どうやったら鍛えられるのでしょうか?
Snoopyは、受験勉強を通して「社会でいきる力」が十分鍛えられるとも思っています。
Snoopyの考える「社会でいきる力」の1つは、問題や試練といった壁にぶち当たったときに、どう解決してその壁をぶち破るのか?そういった問題解決の力です。
受験勉強は、そういった問題解決の力を育むことができます。
しかし、それは答えの無い問題を解決することに挑戦して初めて育まれるわけです。
例えば、模試の偏差値が上がらない。
どうして?原因はどこにあるの?自分の何が間違っている?どうしたら良いんだ?
いろいろ悩んで、もがき苦しんで、試行錯誤して、初めて問題解決のヒントを得る。
そうしたプロセスを経て初めて問題解決の力って形成されると思うんですよね。
それがもしAI教材によって、「あなたのやるべきことはコレですよ」って速攻答えを出されてしまったら。。。
果たして問題解決の力を育む機会はどこへ行ってしまうのか。。。(;´・ω・)
AI教材はある意味超効率的な学習ができて最高。
その反面、受験勉強で経験できるはずの問題解決の力を育む機会を奪ってしまう恐れもある。
それがSnoopyの考える懸念です。
ちなみに、きたる人口知能(AI)社会に備えて「社会でいきる力」や「問題解決の力」を鍛えましょうよというコンセプトのネット塾も存在します。
アタマプラス(atama plus)とはまた違った角度で教育業界に衝撃を与えるであろう注目のネット塾「Z会Asteria(アステリア)」に関しても記事にしていますので興味のある方はご覧ください。↓
Z会Asteria(アステリア)同様に、大手予備校の河合塾がAIシステムを導入して作ったオンライン学習サービスで注目される「河合塾One」に関しても記事にしていますので興味ある方はご覧ください。↓
※他にもアタマプラス(atama plus)と同様に時代の最先端を走るようなネット塾の仲間に関して以下の記事にまとめてありますので興味のある方はご覧ください。↓